IMAXで見てきましたよ。
ハサウェイ「ギギへの性欲もう我慢できねえwうひょひょw…いや僕にはやることがある(キリッ」
って感じで、葛藤の中戦い抜く話…
かと思いきや、PTSDで頭壊れてるのをむりやり性欲のせいにしてないか!?とツッコミたくなる映画でした。
そしてなぜか爽やかな終わり方。
なお私は原作未読のため、下情報なしの新鮮な気持ちで見ています。(もちろん結末くらいは知っています。)
もう強烈にネタバレあるので見たくない人はすぐにブラウザバックして、さっさとプラモ製作記事でも読んでくだしあ。
◎あらすじ(ネタバレあり)
それではあらすじ。こんな話でした↓
- 前回までで新型のガンダムもどきを受領したハサウェイ以下マフティーご一行。
その目的は、アデレードで行われるデカい国際会議を襲撃することでした。 - でもマフティーの陸軍を自称してる他の反連邦組織が、オエンベリってとこでめちゃくちゃにやられてるみたいで気になる。
まずはそっち寄ってくべ。ちな彼女のケリアとは別れた。いまはやること多いからさ。 - まあ~オエンベリはめちゃくちゃに虐殺されてたわ。
補給するで。えっケリアがマフティー抜けるんすか。別れたとはいえさよならも言えなかった、ちょっと後悔…。 - じゃあアデレードまで向かおうか。エアーズロックで一旦集合ね。
えっ僕ら戦力が出払っている間に、母艦のヴァリアントは撃沈されたのか。なんかどんどん切羽詰まっていくなあ…。 - 追撃に来た地球連邦軍のレーン・エイムをしばく。νガンダムに見える機体に乗ってきたので、過去との決別兼ねて、心の中のアムロもろともしばく。
- なんやかんやでギギが合流しに来てくれた。
今はまあ、ギギがいるからええか…。(なにも良くないが
展開としては一作目よりもさらにゆっくりめで、人物の会話や行動から織り成される人間ドラマを楽しむ感じです。
MSのバトルも1作目に比べると短めに思えました。そんなことないのかな?
◎等身大の人間から見た、 モビルスーツ戦闘のリアル感。
冒頭からいきなり、蹂躙されるオエンベリの一人称視点での映像。
前作よりもさらに、いわゆる「リアルな戦闘映像」感が重視されているように思えました。
基本的にマフティーはテロ組織。すべての作戦が夜間進出です。
オーストラリアの薄暮なんて暗くてなんも見えないのがリアルに反映されてます。
戦闘は全編を通して、暗く、見づらく、細部のフレームアウトが多いです。
「これが今作の新型モビルスーツです!」的なカットがほぼなく、
本当のカメラ映像っぽい遠距離視点でのカットが多いんです。
なんというか、アニメだからいくらでも被写体を中心に映せるのに、
フレームに収まりきらなかった、暗くてよく映らなかった、をわざと表現しているように見えました。
それが妙なリアル感を生み出しています。
逆に「このモビルスーツの細部見たいねん!」という人にはしんどい技法かも?
プラモで確かめてみろ!
◎地味な今カノより、ミステリアスなあの子。(そしてそれよりもあのときのクェス…)
なんとハサウェイ、脳内のクェス(幻覚)と時々会話していることが判明。
でもそんなハサウェイにも理解のある彼女がいます。それがケリア。
ケリアはたしかにギギより地味かもしれませんが、ハサウェイを立場含め親身になって心配してくれる明らかな善人です。
「頭がボーッとするから飲みたくない」と精神薬を拒絶しちゃうハサウェイにも、根気強く接しています。
しかしふと、ケリアがカレーを食べる音がむちゃくちゃデカく聞こえて”神経が苛立つ”。
ケリアがクチャラーだったのか、もう一挙手一投足がムカつくがゆえにデカく聞こえたのかわかりませんが、いずれにせよ、ギギといた時にはなかった感情です。
この日が決定打になってしまったのか、別れることになります。こういう日常のささいな点で、相手を不快に感じ始めたらしんどいですよね。
ただし、ケリアがマフティーから脱退して自分の元を去っていく時には、かなり後悔しているハサウェイ。昔の思い出がフラッシュバックします。
例えもう愛は無くとも、築き上げてきた情があるもんね。
ケリアは特にさよならも言わず、何も言葉を交わすこともなく丸刈りにして去っていくのでした。さながら出家。
地味だがいい嫁になりそうなケリアより、どう考えても手に負えないギギに心惹かれてしまったハサウェイということなのでしょうか。
そもそもギギはクェスを超えられるか?どうなっていくんでしょうか。
◎あっさり退場の連続。 どんどん戻れる場所がなくなっていく。
このパイロットの子、ハーラちゃんっていうんだ。かわいいねえ。
ハーラちゃんかわいいよハーラちゃ…えっ死んだの!?
母艦のヴァリアントも沈んだの!?もう帰れる場所ないやん…。
ミヘッシャも、あの上裸船長も、CQB訓練してた乗組員達も、みんなセリフも描写もなく死んでもうたってことかいな。
もう一隻の母艦シーラックに避難してくれてたらいいけど…。
さらっとこういうことが起きます。本人たちの断末魔すらありません。
いやまあ死体の描写すらないので行方不明の部類だと思いますが、とはいえもう出てくることもないんでしょう。
でもそこにあんまフォーカスしてないというか、悲壮感をあんま出してないですね。事実だけ見たらわりと追い詰められてるぞこれ。
こんなこと、ニュースにもならない些事ってことですかね。
でもハサウェイにとっては間違いなく心の拠り所だったんだよなあ。
もっと壊れるぞコイツ。
◎なんや急に逆襲のシャアのダウンロードコンテンツが始まった
終盤では、レーン・エイムがνガンダムそっくりな機体に乗って追撃に来ました。
それを見たハサウェイは、「逆襲のシャア」のときのトラウマがよみがえります。
良き兄として接してくれたアムロ。その敵、シャア。
ひょんなことからシャアに与することになるクェス。
クェスのことはもう諦めろと冷静なアムロ。
諦めきれなかったハサウェイ。
クェスを間接的に殺してしまったこと。
アムロの愛人、チェーンを直接的に殺してしまったこと。
これらが一人称視点の映像として流れ、結果として心の中のアムロを否定するに至ります。
そしてその論理構造は、シャアと全く同じ。
本当に心の底からそう思っているのでしょうか。まるで自分で自分を納得させているかのよう。
もうハサウェイは見れば見るほど壊れている気がします。
最終的には、心の中のアムロを殺すがごとく目の前のレーン・エイムを殺そうとします。悲鳴を上げるレーン。
そこに割って入るギギ。間一髪、レーンは殺されずに済みました。
ハサウェイは、心の中のアムロを殺す決意をしたことで、
今度こそ完全な冷酷無比なテロリスト、マフティーになろうとしたのでしょうか。
あるいはもう、なってしまったのでしょうか。
◎まあでも、ギギとまた会えたからええか。(なんも良くないぞ)
レーンの命と引き換えに、マフティーの人質となる形にて、ギギはハサウェイと再会できたのでした。
ギギとハサウェイのキス。
そして、なぜか爽やかな終わり方。
さながらボーイミーツガール。
ぜったいそんな状況ではないだろう。
ま、まあこれから落ちていく一方と思われるし、ハサウェイがかりそめでも幸せになったならいい、のか…?
◎ガンダム知らない人にとってどう見えたのか知りたい
固有名詞や用語が飛び交う部分は、深く理解しようとするとガンダム世界の知識がめちゃくちゃ必須。
ただ、人間ドラマがメインかつ戦闘描写が薄いので、そこだけなぞればわかりやすい話です。
みんなどんな感想を持ったんでしょうね。
そんな映画でした。後編が楽しみですね。


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