トゥルーグロだのトレグロだの、日本語だと呼び方が安定しない、
Truglo社製のドットサイト、『TG8322GN イグナイトミニ』を購入したのでレビューしていきます。
「実物ドットサイトって高いんでしょ?」
そう思って手が出せていない方、いませんか?
わかります。
HOLOSUNはともかく、AimpointやEOTechなんて、庶民には夢の話ですよね。
でも今回紹介するTRUGLO(トゥルーグロ)のイグナイトミニは、
実物ドットサイトなのに、買う場所次第ではやっすく手に入るんですよ。
マイナーなこともあるせいか?調べたところ国内価格で15,000~28,000ほどと、買うところ選べば非常に安価な部類の実物ドットサイトになっています。
でも最低価格のやつは、これほんまにホンモノか?
値段のバラつき的に、スーパーコピーの可能性も捨てきれない価格帯ではあります。
わたしのもそうかも(笑)。
その点はご自身の判断で、信頼できる販売店からの購入をおすすめします。
そんなイグナイトミニのリアルな使用レビューをお届けします。
外観・パララックス・レンズ透明度・重量まで、実際に使いながらチェックしていきますよ。
TRUGLOイグナイトミニとは?スペックをざっくり解説
まず、製品の基本情報からおさえておきましょう。
スペックはこんな感じです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 型番 | TG8322GN |
| レンズ径 | 22mm |
| ドットカラー | グリーン(レッドモデルもあり) |
| ドットサイズ | 2MOA |
| 輝度調整 | 10段階 |
| 電池 | 単四電池(AAA) |
| 防水 | 窒素ガス充填による防水仕様 |
| 対衝撃 | 7.62×51mm NATO弾の反動に耐えるとのこと |
| クリック値 | 0.5MOA/クリック |
| 定価 | $179(公式サイトより) |
TRUGLO(トゥルグロ)はアメリカのメーカーで、主に光学機器や銃器アクセサリーを製造しています。(製造がアメリカ国内ってことはないでしょうが。)
日本での知名度は正直マイナーかと思われます。
取り外し可能なゴム製の防塵カバー付属の、22mmレンズを備えた小型光学機器です。
つまりよくあるT-1系実物ドットサイトです。
レッドとグリーンがありますので、ここは珍しいグリーンドットサイトを買ってみています。
色の視認性って赤より緑のほうが良いらしいですよ。
公式サイトによると、定価は$179とのこと。
窒素ガス充填で多少の防水性があり、最大で7.62x51mm NATO弾を撃つ際の反動にも耐えられるとのことですが、さあどうだ?
なお、いつも見ているえぼろぐ様のレビューに多大な影響を受けており、特にパララックス計測の方法が似通っているのは勘弁してください。
付属品の確認|思ったより内容物が充実していた

まずは箱から。こんな感じです。
さっそく開けてみます。

ドットサイト本体に、防塵カバー、ハイマウント、ローマウント、クリーニングクロス、T10トルクスレンチ、単四電池、TRUGLOステッカー、説明書となっています。
ハイマウントはすでに付いた状態で届きました。
ハイマウントとローマウントの両方が付いているのは地味にありがたい。
マウント別売りが多い中、最初から選べるのは親切設計だと思います。
ドットサイトの外観レビュー|シンプルで好き。M5bっぽさもある
というわけで、イグナイトミニの本体を見ていきます。
角ばったデザインを軸に、すっきり滑らかな形状で繋げた形です。
少しAimpoint COMP M5bを彷彿とさせます。
そして主張する側面ロゴ。TRUGLO。でかい(笑





筐体はアルミニウムのようです。
筐体の左側には電池ボックスが付いています。
ボタン電池ではなく、単四電池を使うので、筐体の出っ張りサイズは少し大きくなります。
使用電池については、どこに重きを置くかに寄りますね。
多少重くなろうとも確実にコンビニに売っているので、私は単四電池のほうが、ボタン電池よりありがたいです。それも購入理由でした。
見ての通り、被せるタイプのレンズガードを取り付ける事はやや難しそうです。
対物レンズ側に両面テープで貼り付けるようなタイプであれば、付けることはできるでしょう。
ゼロイン調整|0.5MOA単位の細かさが助かる



カチカチとしたクリック感があるダイヤルの、エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれキャップの出っ張りを使って回せます。
この出っ張りのおかげで、ゼロインの際は余計な工具は不要です。
工具不要でゼロイン調整できるのは助かります。
回す方向もダイヤルに記載されていますね。これ地味に助かるんですよ。
さて、説明書によると、1クリック辺りの稼働量は0.5MOAです。(画像はGoogle翻訳)

これは100ヤードの距離では、1クリックごとに着弾点が1/2インチ移動するとの意味です。
つまり。10mの距離だとして、1クリックごとに1.4mm、着弾点が移動します。
0.5MOA単位という、細かな調整ができるスペックなのはありがたいですね。
1MOA単位のドットサイトと比べて、より細かく追い込めるのは魅力です。
輝度の操作性|NVモードっぽい機能がありそう

電源操作はデジタルプッシュボタン。ボタンはラバーで覆われています。
● +ボタン:点灯
● -ボタン5秒長押し:消灯
● ※4時間放置で自動オフ
輝度は10段階調整らしいのですが。最低ないし2段階目くらいの明るさだと、肉眼で見えませんでした。なので10段階あるのかわかりませんでした。
これ、おそらくナイトビジョン(NV)対応モードが搭載されていると思われます。
わたしはナイトビジョン持っていないので証明できませんが(泣
なお、最後に使用した明るさを記憶しており、電源投入時にはそこからスタートします。
地味に便利。
ただちょっと気になったのが、各段階の輝度の飛び幅がけっこう急です。
「5段階目だと薄暗いのに、6段階目だとビカビカ!」みたいな感じで、
中間が欲しいな…と思ってしまいました。
また、「電源オフにしてもバッテリーを食う」という海外レビューもありました。
わたしの環境ではその症状はありませんでしたが、個体差があるのかもしれません。
付属のマウントについて
ハイマウント、ローマウントと簡単に交換できます。
両マウントとも、側面のT10トルクスネジを締め込んで、ピカティニーレールに取り付ける事が出来ます。
ハイマウントは、AR-15系のアイアンサイトと組み合わせた際に「Lower 1/3 Co-Witness」と呼ばれる高さになる、よくあるマウントです。
※Lower 1/3 Co-Witnessとは:
ドットサイトを覗いたとき、アイアンサイトが視界の下3分の1を占める高さのこと。
アイアンサイトが視界の低い位置にあるため邪魔になりにくいことがメリットです。逆にデメリットとしては、アイアンサイトの照準線とドットサイトの照準線が完全に一致してないとこですね。

フットプリントは、T1/T2系のドットサイトと共通。
なので市場に数多ある、T1/T2対応マウントやアダプターが流用可能。
サードパーティ選びたい放題のT1/T2規格うれしいね。




ちなみに、重量はハイマウントが56グラム、ローマウントが26グラム。
電池込みハイマウント時で実測199グラム。
アルカリ単四電池はこのうちの11グラムを占めますので、電池抜きなら199-11=188グラム。
- ハイマウント単体56g
- ローマウント単体26g
- 電池込み・ハイマウント装着時199g
- 電池抜き・ハイマウント装着時188g
HOLOSUNのHS403Bがハイマウント時で128グラム(ボタン電池は3グラム)らしいですから、ちょっと重ためですかね。
重たいのが良いってワケはないんで、そこはちょい残念なところ。
単四電池使用のぶん仕方ない部分もありますが、重さは正直なデメリットとして挙げておきます。
レンズコーティングと覗いたときのパララックス|ここが一番の評価ポイント

イグナイトミニのグリーンドットのサイズは2MOAです。
対物レンズ側はシルバーミラーのようなコートが施されております。

レンズの透明度は高く、変な反射はないように見えます。
炎天下でないとわからない部分はありますが…。
覗き込んだときには気になりませんでしたが、筒中の左端にドット投影用のミラーがあるようで、出っ張りが見えますね。
しかし、かなりレンズの透明度が高い。ちょっと暗くなってるぐらいか?
すごいですね。持ってるHOLOSUNとそんな変わんない。
HOLOSUNはこんな感じです。

という訳で、2m先にチキンラーメンひよこちゃん人形を置いて、パララックスのチェックを行います。

なお、「レンズの真ん中2/3くらいにドットが入るようにまっすぐ覗き込めよ?」と説明書では念押しされてます。
とはいえパララックスがあるのか気になるので、あえてこれに違反する変な覗き方をしてみます。

まっすぐ覗く分にはそこまで気になるような歪みはありません。




視点を上下左右にずらしてみると、左右の端ではわずかなズレが見られます。
ただ、概ねひよこちゃんの左足を捉え続けていますね。少なくともサバゲーの実用上では問題なさそうです。

方眼紙を覗くとこんな感じ。やはりふちの方には歪みが見られますね。
これはレンズ端の特性として許容範囲内かと。
また、この写真はややボケであることに留意してください。
全体的に画像が悪くて申し訳ないです。覗き込んだとこにピントを合わせて撮るのが難しい。
おわりに|UNITY FAST MICRO MOUNTレプリカに交換した

という訳で、Truglo社版のT1ドットサイト、イグナイトミニのレビューは以上になります。
さっそく、付属マウントから、UNITY FAST MICRO MOUNT のレプリカマウントに交換してみました。背が高く、レイル面からサイト取り付け面までの高さは約43mmもあるマウントです。
フェイスガードやガスマスクを装着していても素早く照準が行えるよう設計されております。
サバゲーでフェイスガードをほぼ付けているわたしにはちょうどよい高さ感です。
まとめ|TRUGLOイグナイトミニはこんな人におすすめ
最初の実物ドットサイト、という状態ならホロサンのほうをおすすめしますが、TRUGLOイグナイトミニは非常にコスパの高い選択肢のように思えます。
●レンズ透明度が高く、実用上のパフォーマンスは十分
●単四電池対応で、フィールドでの電池切れリスクが低い
●T1/T2フットプリント互換でマウント選びの自由度が高い
●ハイ・ローマウントが両方付属してくる
●グリーンドットは視認性が高く、赤が苦手な方にも選択肢
一方で気になる点もあります。
- 同クラス(HOLOSUN HS403Bなど)と比べるとやや重め
- 輝度の段階が少し急で、中間輝度が欲しい場面がある
- 国内価格のバラつきが大きく、コピー品混入の疑念がある価格帯も存在する
実物ドットサイト入門として、信頼できる販売店から購入するなら、
透明感とコスパを両立した面白い選択肢だと思います。
マイナーメーカーだからこそ、使ってみて「意外とちゃんとしてる!」という発見がある製品でした。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。


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