11/10 UC0079 Kevin Ackroyd
ウェールズを出ることになった。いまやドックはボロボロだから、港を変えた方がいいらしい。
今日は…。ここにいた間、やたらと話しかけてきた現地兵、あいつのこと書き留めておく。
名前も聞いてないのに、やれ娘がかわいくないだとか、どこどこのメシはもっとマシだとかうるさいヤツだった。
いや、正確には名乗ってたのかもしれないが、少なくとも俺は覚えていない。
唯一はっきりと覚えているのはそいつが近海の警備をしてるってことだけだ。哨戒艇に乗ってるらしい。
とにかく、あんまり騒がしいから、いつも海の方を見ながら生返事をしていたんだ。あの時だってそうだな。
ボーッと海を見ながら、あの波は随分大きいな、なんて思っていたら、
何が出てきたと思う?
海の上で遭遇することは何度もあった。艦の中で聞く警報として。ソナー上の点として。
でもあんなに、間近で見たことはなかった。
とっさに背を向けて走り出した。小銃でなにができる?
ゲームみたいに弱点があって、そこを撃つと爆発でもするのか?
あいつはそう思ったらしい。
ひたすらに撃ってた。
助けようと思えばできたんだ。後ろを向いて声をかけるだけ。
「何やってんだ!逃げろ!」って。
それができなかったのか、しなかったのか、自分でもよくわからない。
今もあいつの生死はわからない。
名前も思い出せないから、調べようもない。
いまさら、俺が気にすることじゃない。
完成致しました
ハイゴッグの簡易ヴィネット添え
ポーズ固定はしておりません
まずは全景をどうぞ
では細部の解説を
水は底を塗った後、アクアペイントシリーズで波を表現
その後波の先端部をホワイトで筆塗り
個人的に人とMSを絡ませるのが好きなので
兵士を配置
ハイゴッグについては製作記事を参照
発光ギミックについてはここで紹介します
頭の装甲をとって
部屋を暗くして写真撮るとモアベターよ・・・
海からいきなり出てきてこんな風に腕突きつけられたら
まさに化け物
夕暮れ
構図的にもこの写真が一番好き



















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